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なぜ人材採用に苦労するのか?
人材採用に苦労する大きな原因は、少子化による若者の減少です。
例えば、現在の日本における採用難は…
①そもそもの、労働人口(生産人口)が減少してきている。
②働き手の価値観が多様化し、オフィスに対する期待感が上昇している。
③求職者様に対する募集要件が多くなっている。
④求職者様に対する募集要件が高度になっている。
等が挙げられます。
特に、中小企業の求人倍率は高くなってしまう傾向が多く、慢性的な人手不足を解消できない事例が多く見受けられ、多くの経営者様が頭を悩ませる経営課題のひとつです。
ただでさえ、採用に苦労する中小企業だからこそ、若手人材を確保するための企業間争いに勝ち抜き、欲しい人材を確保するためには、自社の採用力を高めることが最優先課題となってきます。
そのため「このオフィスで働きたい!」と思ってもらえるようなアピールが様々なシーンにおいて必要なのです。
求職者様向けの説明会や、WEBや求人サイトでの自社アピール等も採用力UPには欠かせないものですが、果たして実際に働くオフィスの職場環境、つまりオフィス空間は魅力のあるものになっているのでしょうか?
大切なのは、実際にオフィスへ足を運んでいただいた時、求職者様の目にどのように映るのかということです。
実際にオフィスで働いている社員様は活き活きと活動しているか、清潔感はあるか、デスクの配置や動線などはストレスなく設計されていそうか…。
意外なほど求職者様は、入社後に自身が働くであろうオフィス空間に厳しい目を向けています。
働き手の価値観が多様化している現代だからこそ、ダイバーシティを叶え、社内の従業員様、社外の人たちが魅力的だと感じるオフィス空間を作り込む必要性が高まってきていると言えます。
人材採用に強いオフィス空間を設計・デザインする3つのメリット
人材採用に強いオフィス空間を設計・デザインすることで得られるメリットは3つあります。
内容を一つずつみていきましょう。
①求職者様にインパクトを残せる
人材採用に強いオフィス空間を設計・デザインすることは、求職者にオフィス空間の印象を強く残すことができます。
WEBや会社説明会等でいくら企業理念を語っても、求職者様の記憶にはほとんど残らないでしょう。
それは情報の受信量を処理するのは、視覚によるものが圧倒的で、人間の五感のなかで8割以上とも言われているからです。
だからこそ、目に見えるオフィス空間で強く印象に残す必要があるのです。会社に足を運んだ求職者様は、入社後に働くオフィスの職場環境がベストであるかどうかを判断しています。
オフィスの魅力をうまく伝え、他社との差別化ができているオフィス空間を設計・デザインすることが、採用力UPに繋がるということです。
②優秀な人材の離職率を下げる
人材採用に強いオフィス空間を設計・デザインすることは、優秀な人材が定着することにも繋がります。
それは、仕事ができる優秀な人材、ポテンシャルの高い若手の人材は、職場環境が仕事のパフォーマンス を左右することを理解しているという理由からです。
社員様が働き続けたいと思うオフィス空間と、人材採用に強いオフィス空間の設計・デザインづくりはイコールです。
だからこそ、快適で清潔かつ魅了的なオフィス空間を設計・デザインすることが、優秀な人材を確保し、定着してもらうために最も重要な要素なのです。
③社外のお客様へブランディングできる
人材採用に強いオフィス空間の設計・デザインづくりは、企業のブランディングツールとしても活用できます。
特にエントランスや会議室等は、アウターブランディングを行うにあたって、手を抜けない空間です。
オフィスの顔であるエントランスは、企業の特色を全面に押し出せる場所であり、お客様との最初の接点の場所でもあります。
また、会議室においても、お客様へのおもてなし空間として設計・デザインすることで企業価値を上げる効果を狙えます。
一歩足を踏み入れただけで、その会社の風土や文化をイメージできる空間を設計・デザインすることは、とても有効なブランディングと言えるでしょう。
このようなオフィス空間を演出するためには、オフィス空間の設計・デザインづくりに長けた専門的なプロの提案やサポートを受けながら、一緒に作り込んでいくことが大切です。
人材採用に強いオフィス空間をデザイン・設計するための4つのポイント
快適なオフィス空間をデザイン・設計するためにおさえておきたいポイントは4つあります。
内容を一つずつみていきましょう。
①レイアウト
オフィスレイアウト設計は、ただデスクを綺麗に並べ、それぞれの向きや間隔を調整すれば良いというものではありません。
・分岐や行き止まりを作らない動線
・適切な通路幅
・ゾーニングよるセキュリティ
・コミュニケーションの活性化
・建築基準法や消防法に合致した仕様
など、様々な要件を考慮して決めていく必要があります。
間仕切り(パーティション)も非常に重要になってきます。空間をどう区切るかによって、使い勝手やイメージががらりと変わるからです。
ガラスパーティションを上手に活用すれば、開放感や透明感を演出することも可能なので、オフィスが手狭であれば検討してみてください。
求職者様にアピールする際、魅力的なオフィスレイアウトの設計・デザインづくりは、非常に重要なポイントとなってきますし、時間も費用も必要になってきます。
オフィスの空間づくりを手がける経験豊かなプロに相談し、提案・サポートを受けることが成功への近道でしょう。
②オフィス家具
たかがオフィス家具、されどオフィス家具です。
・オフィスチェアが体型にあっていない
・オフィスチェアがデスクワークに向いていない
・ワークスペースが十分でない
・用途に適したデスクでない
・収納スペースが十分でない
等、オフィス家具一つとっても様々な不満があります。特に、デスクワークで重要視したいのがオフィスチェアです。
1日のうち3分の1の時間、身体を預けることになる最重要アイテムであり、仕事のモチベーションや業務の効率性を左右する重要な役割を果たしています。
デスクよりもオフィスチェアに重きをおくことで、腰痛や肩こり、目の疲れなどの健康被害対策を行えることになります。
社員の健康促進と健康管理を行っている企業という点も評価されやすくなり、採用力のUPにも期待がもてることでしょう。
オフィス家具は、オフィスチェアだけでなく、オフィスデスク、キャビネット、応接セットなど多種多様で、メーカーもたくさんありますので、
まずはオフィスづくりのノウハウを持つ専門の業者様に相談し、働き方にあったオフィス家具の提案・サポートを受けることをおすすめします。
③設備・室内環境
快適なオフィス空間に欠かせない設備と室内環境。その不満は多岐に渡ります。
・電話の数が足りない
・OA機器の設置場所が悪い
・空調が快適でない
・防音対策が不十分
・室内の照明が明るすぎる、暗すぎる
等の事例は、社員のモチベーションはもちろん、仕事のパフォーマンスに影響する大きな問題で、早急な対応が必要でしょう。
建物が老朽化するように設備も老朽化していきます。そのため、定期的なメンテナンスや買い換え、移設や増設等の施工も考慮しなければなりません。
また、秘密保持のためにも防音対策も必要です。
面談やミーティングの声が漏れないということは、社内秘や個人情報をきちんと守っているというアピールにも繋がります。
オフィス内装レイアウトの変更とともに、オフィス移転も視野にいれながら、経験豊かなプロと相談をしながら計画を進めていく必要があるでしょう。
④建築基準法と消防法
忘れてはならないのが、いくら魅力的なオフィス空間を作り上げても建築基準法や消防法に合致していないとダメということです。
なぜなら、それらの法律や基準は大切な社員様の安全を守るために最低限必要なものだからです。
社員様の安全面を考慮することは、安心して働くための環境づくりにもなり、業務効率をあげることができます。
実際、このように「当たり前のこと」を「当たり前のこと」として実行できることがコンプライアンスを遵守している企業であるという証になり、求職者様から信頼感を得ることができ、新規応募者や内定承諾率が増えていく効果を狙えます。
決められた法律や基準を満たすオフィス空間を実現するためには、社内だけで調べた情報で計画を進めていくのは危険です。
ビルや自治体によって基準等は異なりますし、さまざまな規制があったりするからです。
だからこそ、オフィスレイアウトや設計・デザイン等のノウハウを持つプロのサポートを受けながらオフィス空間を作り上げていくことが大切です。
時代が求めるオフィス空間と採用力UPはイコール
いかがだったでしょうか?
今回は企業の採用力UPにおけるオフィス空間の重要性について解説いたしました。
人材採用に強いオフィス空間を作り上げることで、優秀な人材の確保と定着、社外のお客様への企業アピールができます。
採用難が続く今、必要なのは雇用形態や労働条件等だけでなく、居心地の良いオフィス空間が大きな部分を占めているといって過言ではありません。
オフィス空間を魅力的にすることにより、競合他社より優位な立場を作りやすく、優秀な人材を確保しやすくなります。
ミライズワークスでは、お客様の声を実現するべく、オフィスの空間づくりに関わるあらゆる業務をワンストップでご提供いたします。
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