二段階認証・多要素認証でセキュリティを強固
近年では一般的になりつつある二段階認証や多要素認証ですが、そもそも“二段階認証と多要素認証の違いが分からない”であったり、“聞いたことはあるが活用は出来ていない”という方も多いのではないでしょうか。
分かっているようで曖昧にしがちな、二段階認証と多要素認証の違いからご説明していきます。
・二段階認証
ID・パスワード入力し認証後、もう一段階のパスワードなどが必要になるログイン方法です。
よくある二段階認証としては、事前に設定しておいた“秘密の質問”を入力するログイン方法などがあげられる。
一段階認証に比べるとセキュリティの強度は上がるものの、アメリカの国立の研究所であるNIST(米国標準技術研究所)が発行する情報セキュリティに関するガイドラインでは、二段階認証は充分なセキュリティを望めないとされています。
・多要素認証
二段階認証よりもセキュリティ強度が期待されるのが多要素認証です。
多要素認証とは、ID・パスワードでの認証後、スマートフォンなどの別デバイスへSMSなどを利用し暗号を送り、それを入力することにより認証出来るという方法になります。
この場合は、ID・パスワードといったログイン方法に加え、他デバイスを使用した暗号を必要とするため、二要素認証と言えます。
多要素認証ではSMSでの暗号通知に限らず、メールでの暗号送信や指紋認証を取り入れた多要素認証も設定が可能な場合もあります。
大事なのは、2つ以上の要素を使った認証を行うことで、二段階認証に比べセキュリティ強度は格段にアップするとされています。
要素が増えれば増えるほど強度が上がるということになりますが、一般的に使用されているのは二要素認証が主となっています。
よりセキュリティの強度が高いのは多要素認証ということになりますね。
多要素認証はGmailやChatworkといったビジネスシーンで使用頻度の高いコミュニケーションツールにも備わっている機能であり、設定することが可能です。
リアルのコミュニケーションが取りづらくなる現状で、コミュニケーションツールもオンラインが主流となりつつあります。
在宅ワークでは個人個人がセキュリティへ関心を持ち、気を付けることがより必要となってきますね。
まだ実践出来ていない方や聞いたことはあるが何か分からないという方、是非この機に実践してみて下さい!
ホームネットワークのセキュリティ
在宅ワークにおいて、ご自宅のネット環境は必須となってきます。
ホームネットワークとはルーターやモバイルルーターを使用した家庭内でのネットワーク環境のことを指します。
企業方針により会社から貸与されたモバイルルーターの使用や、スマートフォンでのテザリングの指示がある場合もありますが、ほとんどの方は在宅勤務においてご自宅のネット環境を使用されていると思います。
在宅ワークでのセキュリティにおいて大事になるのがインターネットの入り口となるルーターのセキュリティです。
ルーターの管理者アカウントのパスワードを初期設定のままにしていたり、簡単なパスワードにしているとサイバー犯罪者によってログインされしまう可能性があるのです。
在宅ワークを機にルーターの管理パスワードの見直しや、ホームネットワークのセキュリティを確認を行ってみることをオススメします。
私物デバイスを仕事で使うのは??
在宅ワークにおいて仕事で自分のパソコンやタブレット端末を使用したい、または既に使用しているという方も多いのではないでしょうか。
在宅ワークで使いたくなる私物デバイスですが、これらを仕事で使用するというのはセキュリティ面からみるとかなりリスクの高い避けるべきことになります。
会社付与のパソコンやタブレット端末は会社の設定によりセキュリティをかけられています。
しかし、私物となると個人の知識に左右されてしまうことになり、セキュリティの強度を保証することが出来ません。
もしもの安全をとって、在宅ワークでの私物デバイスの使用は避けましょう。
在宅ワークの環境をより良くするためにも、是非ネットセキュリティに意識を向け、実践してみて下さい。
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