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なぜ今、オフィスの休憩室や休憩スペースに「カフェ風」が好まれるのか?
カフェ風のデザインが好まれる背景には、主に3つの要因があります。
1.テレワークの普及により、「働きやすさ」「居心地の良さ」が重要視されるようになりました。オフィス内でも同様にリラックスできる居心地の良い空間が求められています。カフェのような親しみやすい雰囲気はリラックスでき、社員のストレス軽減に効果的なため好まれているといえるでしょう。
2.リラックスした雰囲気は、コミュニケーションの活性化にもつながります。カフェ風の空間には人が集まりやすく部署を超えた自然な交流が生まれやすい特徴があり、新しいアイデアの創出やチームワークの強化につながるのもポイントです。
3.企業のイメージの向上にもつながるため注目されています。おしゃれなカフェ風の休憩室があることで、「社員を大切にする会社」という印象が感じられます。実際、就職活動中の方々が気にするポイントに「オフィス環境」「おしゃれなオフィス」という声も多く聞かれるんです。社員さんが気持ちよく働ける環境づくりの一つとして、カフェ風休憩室の人気は、これからもますます高まると考えられます。
カフェ風休憩室・休憩スペースの効果とメリット

下記のポイントを押さえてデザインすることで、カフェ風の休憩室や休憩スペースはより快適なものになります。
1. 居心地の良さを追求する
カフェ風の休憩室・休憩スペースの最大の魅力は、その居心地の良さです。
自宅やカフェにいるようなリラックスできる空間を目指しましょう。
具体的には、以下のような要素を取り入れると効果的です。
〈暖色系の照明やペンダントライトを活用する〉
オフィスで一般的に採用されている蛍光灯の灯りは作業には最適ですが、リラックスした雰囲気を演出するためには、暖色系の照明が最適です。
また、よりカフェの雰囲気を出すために天井からペンダントライトを吊るすことでよりカフェらしいおしゃれなデザインになります。
〈木目やレンガなどの自然な風合いを取り入れる〉
木目調の家具やレンガ風のタイルや壁紙を取り入れることで、自然な風合いがプラスされて落ち着きのある居心地のよい空間となります。
〈観葉植物をレイアウトする〉
観葉植物にはリラックスする効果があると考えられているため、休憩スペースに配置するには最適です。またレイアウトやサイズを工夫することで目隠しにも使えます。
〈ゆったりと座れるソファや椅子〉
家具の選定も居心地の良さに直結します。デザイン性も重要ですが、座り心地の良くゆったりとしたものを選ぶようにしましょう。
2. 多様な座席を用意する
カフェには、一人で集中できるカウンター席や、複数人で会話を楽しめるテーブル席など、様々な座席があります。
オフィスでも同様に、多様な座席を用意することで、その時の気分や目的に合わせて自由に選べるようにしましょう。
ファミレス席であれば、あらかじめモニターを設置しておくことが可能です。ミーティングでの利用も多い場合にはおすすめです。
3. 飲食で利用する機器を設置する
カフェ風の休憩室・休憩スペースでは、食事や飲み物を楽しめるようにしておくと、よりカフェらしさが増します。
コーヒーメーカーや電子レンジ、冷蔵庫などを設置し、社員が自由に利用できるようにしましょう。
4. オフィス全体のデザインとの調和
休憩室・休憩スペースのデザインは、オフィス全体のデザインと調和させることが重要です。オフィス全体のテーマカラーや素材、家具などに合わせてデザインしましょう。
スペースが独立している場合は、あえて変化をつけたデザインをすることも考えられるので、空間デザインのプロに相談することが大切です。
カフェ風デザインの施工事例
株式会社CEホールディングス 様 (北海道)

間仕切のない広々とした執務スペースの一画を、カフェ風の休憩スペースとしてデザインしています。
造作カウンターは、モルタル調塗料を研磨して仕上げ、腰壁部分にはタイルを貼り付けました。本当のカフェにあるような上質のカウンターを設置することで、細部まで「本物」を追求している所もこのカフェコーナーの特徴です。

カウンター席にはコンセントも設置しているので、自席から離れてリラックスした気分で業務を行う事も可能です。簡単なミーティングにも最適なスペースです。

カウンターの背面の壁面には、不燃処理を施した古材を使ったディスプレイ棚を設置。古材の風合いがよりカフェの雰囲気を醸し出しています。

カウンターの上部からペンダントライトを吊るすことで、執務スペースと調和しつつも異なった印象を際立たせています。

気分や利用シーンに合わせて座席が選べるようにテーブル席も配置しています。
簡単なミーティングでも利用しやすいレイアウトです。
施工事例の詳細はこちらから▼
まとめ
働く環境への認識はどんどんと変化しており、休憩室や休憩スペースを設ける企業が増えてきています。
メリハリのある働き方は生産性の向上にもつながり、社員が集まる空間にはコミュニケーションが生まれることが期待できるため空間をデザインすることが重要です。
現在利用しているオフィスのレイアウトを変更して、休憩室や休憩スペースを作ることも可能ですが、オフィス移転や新規開設のタイミングであれば最初から計画することが可能なため、無理なく理想的な空間をつくることが可能です。
オフィス移転などオフィス作りのご要望があれば是非お問い合わせください。