【施工事例】ナチュラルオフィス_働き方の実験空間

ミライズワークスの中心的な考え方の「シンプルさ」を表しました。
「無垢」という言葉には、”煩悩のけがれを離れて、清浄であること。”という意味があります。
その「無垢」というイメージがミライズワークスの考え方と合致すると考え、表現しました。
無機質さの中に、伝統的な染技術を用いたタイルカーペットをアクセントに使用しています。

このタイルカーペットは、優しく、時に力強く表情を変えていく石目模様です。
石目は、長い月日をかけて揺らぎのような模様を描きます。
その揺らぎは泰然で落ち着きを醸し出す効果を発揮し、上品さと落ち着きの包含概念として働く人の精神を洗練されたものに整えよう、という意図があります。

人や情報やいい空気、が「巡る」ような願いを込めて、「巡る」というコンセプトにいたしました。
いろいろなゾーンを作って動き回ることで、偶発的なコミュニケーションを生み、
かつ、シンプルな動線を実現し、
空気が「巡る」、健康面や、モチベーション、気分転換など社員の働きやすさにも目線をむけた実験的なデザインを行いました。

オフィス家具は内田洋行様～オカムラ様をご提案させていただきました。

パフォーマンスアップのため全社員デュアルモニターで作業。
全ての執務デスクに２台のPCモニターを設置し、各自のPCをつなげて好きな場所で作業ができる環境を作りました。
今までのオフィスデスクは奥行きが７０ｃｍが標準でしたが、PCの薄型やスペースの有効化を推奨するために、奥行き６０ｃｍのデスクを採用しました。

フリーアドレスにすることで、プロジェクトチームごとに集まりコミュニケーションを活性化させたり、集中したいときは席を変えたり、と多様性のある働き方がしやすい環境を作りました。

様々なメーカー・様々な種類のオフィスチェアを採用し、椅子の特徴や操作性を敢えて多様にすることで、働き方の違いで身体への影響・効果があるのか、効果実験を行っています。

短期的に集中できて、短い時間で効果的な打ち合わせができるスタンディングテーブルを設置いたしました。
一般的に座り体制から姿勢や目線が変わることで、アイデアや違った発想が生まれやすいと言われています。
会議や打ち合わせの短縮効果により、業務の効率化、勤務時間の短縮などにも働きかけていこうという意図もあります。
プリンターエリアの近くに設置し、印刷された書類の作業台としても動線がスムーズになっております。

⇒腰上の収納で軽く仕切っているので、周り声は聞こえる距離ですが独立した空間になっています。
視線が気にならず集中でき、デザインのサンプルを広げて作業ができる空間です。

オフィスデザインの事務所として、
「たくさんひらめき・アイデアが生まれる」
「アイデアをたくさん記しておくことができる」
空間づくりにこだわりました。

ガラスと白を貴重とした洗練された明るい空間をデザインいたしました。
明るさは確保することにより、豊富なアイデアやオープンなコミュニケーションなど、「クリエイティブな会議」が行われるよう企図してデザインいたしました。
床は、カーペットと木目でリズミカルに貼り分けて遊びゴコロを表現しています。

会議室の壁面は、カラーガラスでデザインいたしました。
ツヤ感や色で遊びつつも、ホワイトボードマーカーで文字を書き込むことができるところが特徴です。
この「ガラスボード」は、ホワイトボードよりも大きいスペースにたくさんのことを書くことができます。
たくさんアイデアを出すスペースにしていきたい、という意図を反映いたしました。

このように、「無垢」でまっさらな状態で「シンプル」という会社のメインコンセプトを表現した、煩悩がない、洗練されたエントランス。
働く上でミライズワークスが大切にしている、さまざまなものが「巡る」状態を実現、自社の方針が働く環境から体現できる執務スペース。
新しいアイデアが生まれるきっかけの場所となる「ひらめき」の会議室。

我々がお客様にとって本当に「良かった」と思えるオフィスを作るためには、まず、自社のオフィスから。
オフィスを作る会社として、お客様に本当に満足いただけるオフィスを提供するための様々な試みを実験する実験空間としてのオフィスです。
特に、「働き手のモチベーションや心身に働きかけるオフィスであること」に作り上げることに信念をもっている我々の新たな船出にふさわしい、新生ミライズワークスとして進化したオフィスとなりました。