OFFICE FACILITY
通信設備工事
通信設備工事のポイント
POINT
オフィスの通信設備工事は、オフィスの開設や移転、レイアウト変更時に必要で重要な工事です。
テレワークやオンライン会議が、頻繁に行われる最近のオフィスでは、電話やインターネット等通信環境の整備は欠かせません。
ここでは、通信設備工事の内容や流れ、通信設備工事の重要性などをご説明いたします。ぜひ、ご参考になさってください。
通信設備工事とは
通信設備工事とは、正しくは「電気通信工事」といって、一般的には電話回線やインターネット回線、光ケーブルの設置や接続などを行う工事を指し、パソコンや複合機等の機器や設備に回線をつないで、情報通信に欠かせない社内のネットワークを構築します。
電気通信工事の具体的な業務範囲は以下の通りです。
電話回線工事
電話回線工事は、その名の通りオフィスの電話回線に関わる工事全般のことです。ビジネスフォン(ビジネスホン)を利用している場合、主装置と呼ばれる回線交換機の設置なども行います。
LAN工事
LAN工事は、オフィスのネットワーク構築に欠かせない工事です。インターネット回線の引き込みや、LANケーブルの接続や配線、ルーターなどの通信機器の設定、自社サーバーの設置などを行います。
光ケーブルの設置や接続の工事
光ケーブルの設置も電気通信工事に含まれます。光回線は高速で通信できるのが特徴。工事の際は光回線をオフィスビルの中に引き込んで機器に接続し、光回線を使用できる状態に設定します。
通信設備工事の事前準備
オフィスの移転や開設等が決まったら、通信設備工事を依頼する必要があります。その前に準備しておくポイントや注意点をまとめました。工事を依頼する業者様との打ち合わせをスムーズに進め、要望を伝えやすくするための重要なポイントです。
現状の通信環境を把握しておく
まず、現在利用している通信回線の種類を確認する必要があります。
1. 電話回線のキャリア
移転先のオフィスに電話回線を移設するには、電話会社様との手続きが必要です。契約している通信キャリア会社様を確認しましょう。その際、移転先で同じ電話番号が使えるか確認することも大切です。同じ市区町村内の引越しでも番号が変わる可能性があるので、その点も通信キャリア会社様に確認しておく必要があります。
2. 利用中の電話機器の種類とメーカー
機器の設置と接続に必要な情報なので、使用中の電話機器の機種とメーカー、台数を確認しておく必要があります。
3. ビジネスフォン(ビジネスホン)と光回線電話
ビジネスフォン(ビジネスホン)を使用するには「主装置」と呼ばれる装置が必要です。主装置があれば外線や内線、内線間を共有できるようになります。
主装置にはSクラス、Mクラス、Lクラスがあり、それぞれ登録できる電話機の台数と、同時通話可能な電話機の数が違います。クラスを選ぶに当たって、電話機の台数や同時使用する人数を予め検討しておく必要があります。
また、最近ではビジネスフォン(ビジネスホン)も光回線に対応したものが主流になりつつあります。光電話はノイズの影響を受けにくく、通話品質が安定するというメリットがあります。
4. インターネット回線
利用中のインターネット回線について把握しておく必要があります。移転を機に回線や通信キャリアを変更する場合は、移転先によっては使用できないキャリアもあるので注意が必要です。
スケジュールの確保
移転先のオフィスビルに光回線の引き込みが必要な場合、開通までに1カ月以上かかる場合があります。また、引き込みが必要ない場合でも、通信設備工事は工程や手続きが多いために非常に時間がかかります。
内装工事や電気工事なども同時に施工を行う場合、それぞれの工事の兼ね合いも考えながら、営業開始日に開通が間に合うように余裕を持った計画を立てることが重要です。
通信設備工事の流れ
工事開始前の調査から施工完了まで
工事は以下の流れで進みます。ご要望や状況によって工程の順番は前後する可能性があります。
1. 通信キャリア会社様による現地調査
2. 工事日の決定
3. 主装置(ビジネスホンに関わる機器)設置場所の決定
4. 光回線終端装置(光回線の信号変換機器)設置場所の決定
5. 光回線引き込み工事
6. LANケーブルやルーター等の通信機器の設置と接続
7. 電話機器などの設置と接続
通信設備工事はこのように進行します。
サーバーやルーター、ONUなどの機器の設置場所やケーブル配線は、移転先のレイアウトを決める段階で綿密に配線計画を練る必要があります。
オフィス移転の際は「引越しぎりぎりまでパソコンや電話を使いたい」などのご要望があれば、それも踏まえて工事のスケジュールを組み立てる必要があります。
有線か無線で迷ったら
Wi-Fiが普及してパソコンをオフィス内で無線接続することが増えてきましたが、有線と無線にはそれぞれにメリットとデメリットが存在します。
無線接続のメリットとデメリット
無線接続とは、LANケーブルを使わずに電波を利用して接続する方法です。メリットは、ケーブルが不要なので作業をする場所を選ばないことです。ケーブル接続のわずらわしさから解放され、オフィス内のどこでもネット接続ができ、仕事をすることが可能です。
デメリットは、電波状況が良くないと通信が安定しないことがあげられますが、最近はとても安定してきています。
有線接続のメリットとデメリット
有線接続のメリットは通信速度が安定することです。電波障害もほとんどなく、電波を傍受される心配がないのでセキュリティ面でも安心です。 接続も簡単で、LAN ケーブルを差し込めばすぐにネットにつながります。
デメリットは、ケーブルがある場所でしかネットにつながらないため、仕事をする場所も限られることになります。
有線接続の場合、ケーブル選びには注意が必要です。LAN ケーブルにはさまざまな種類が存在します。
LANケーブルの規格はCAT(カテゴリ)とよばれ、数字が大きくなるほど通信速度は速いです。オフィスのネット接続にはCAT6からCAT7が一般的と言えます。
通信設備工事の重要性
オフィスの通信設備工事は、単に回線を移設したり接続したりするだけの工事ではありません。
情報通信セキュリティや回線トラブル等の緊急時に備えた対策、保守なども加味してプランニングしなければいけない非常に重要な工事です。
最適なネットワーク環境は、企業の規模や事業内容、従業員様の働き方で変わります。そのため、会社のビジネスや働く環境を深く理解してくれる経験と信頼のある専門の業者様に相談することをおすすめいたします。
ミライズワークスは貴社の事業とオフィス環境を理解し、それを踏まえた提案をすることが可能です。
現状を理解した上でご要望をお伺いし、貴社の目線に立ったプランを作成いたします。
また、「有線と無線を掛け合わせた接続環境を作りたい」「来客者様と従業員様で接続環境を変えたい」などの
細かいご要望にも、レイアウトや動線等を考えたトータルな提案をいたします。
通信設備工事のみのご依頼も承っております。
最適な配線計画から通信環境の整備、今後を見据えた中長期的なプランのご提案を行っております。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
ミライズワークスが
与えられるメリット
MERIT
- 1.ご要望にそった通信環境をもとに安心した計画がたてられる
- 2.通信環境の最適化提案を受けた上で計画をたてられる
- 3.ゲスト用と従業員用の無線接続を分けたいなど細かいご要望にも対応可能
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